研究実践園(市立幼稚園・市立認定こども園)の役割
札幌市教育委員会は、札幌の未来を担う子どもに適切な幼児教育を提供するため、札幌市幼児教育センターを設置しています。
市立幼稚園は、幼児教育センターを補完し、以下の図にある5つの機能「研究」「研修」「教育相談・支援」「保護者等啓発支援」「幼保小連携の推進」をもつ「研究実践園」として位置づけられています。
市立幼稚園長と幼児教育支援員が中心となって、この5つの機能を果たし、札幌市内の保育所・認定こども園・幼稚園等の幼児教育施設や小学校と連携して、札幌市全体の幼児教育の質の向上を図る重要な役割を担っています。
札幌市全体の幼児教育を支える仕組み(5つの機能)
① 研究詳しくはこちら
研究主題
「質の高い幼児教育の実現に向けて つながるひろがる札幌市の幼児教育」
札幌市幼児教育センターと市立幼稚園・認定こども園では、幼稚園教育要領等を踏まえた普遍的な幼児教育の在り方や、今日的課題に応じた幼児教育の在り方、望ましい保育者の援助や環境の構成、適切な教育課程の計画・実施・評価・改善を行うカリキュラム・マネジメント等について実践研究を行い、札幌市内の幼児教育施設等に発信し、幼児教育の質の向上に取り組んでいます。
市立幼稚園教諭が一堂に会して研究の成果等を報告。
テーマごとに協議を行い、さらに深め合う日の様子。
② 研修詳しくはこちら
札幌市幼児教育センターと市立幼稚園では、今日的な課題や教職員のニーズに応じた研修を企画し、幼児理解や実践的な指導力等、資質・能力の向上を図っています。
【公開保育】保育実践を生で見る
市立幼稚園の実践を市内の保育所・認定こども園・幼稚園の先生方が参観し、協議を行います。
【訪問研修】幼児教育の専門性・指導力UP
市立幼稚園教諭が、幼稚園、認定こども園、保育所等へ訪問し、各施設のニーズに応じた研修を行います。
③ 幼保小連携の推進詳しくはこちら
札幌市では、子どもと社会が「未来」でつながる「縦の継続」として、幼児教育から高等学校教育までの一貫性・連続性のある教育を推進しています。また、市立幼稚園は区の幼児教育の基点となり、地域の幼児教育施設同士をつなぐ「横の連携」も推進しています。このことを実現するために、幼保小連携推進協議会など様々な取組を行っています。
札幌市の幼保小連携・接続の取組や園・学校の実態に応じた連携の具体例を掲載したハンドブックを作成
④ 教育相談・支援詳しくはこちら
【教育相談】
幼児教育支援員が、就学前のお子さんに関する教育相談を行います。
発達の様子、ことばや発音、園生活や友達関係、小学校のこと、子育てなど。
【訪問支援】
幼児教育支援員が、市内の保育所・認定こども園・幼稚園の依頼を受けて、園を訪問し、幼児への関わりについて園の先生と一緒に考えます。
⑤ 保護者等啓発支援詳しくはこちら
未就園児の保護者を含む市民のみなさまに、幼児教育の大切さや幼児期の子育ての在り方など、子育ての支援に関する情報を発信します。
【未就学児の子育てひろば~ポロップひろば~】
親子で園で遊びましょう!楽しい子育て講座や相談もできます!
【学びのススメ(幼児版)の活用】
園と家庭が一緒に子どもに寄り添って、子どもの成長を支えるコンテンツです。
↓こちらで活用を紹介してます!
市幼子育て
詳しい取り組みについては、札幌市幼児教育センターHPへ
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/youjikyouiku/youjikyouikusennta.html